SDGsへの取り組み SDGs

岩手県下閉伊郡岩泉町は、本州で一番面積が広く90%超を森林が占める自然豊かな町。当社は、基幹産業である酪農や生産量日本一の畑わさび、日本三大鍾乳洞「龍泉洞」の湧き水等、岩泉町の自然がもたらす恵みを原料として商品の企画や開発、製造をしております。
地域の魅力を掘り起こして良質な商品づくりに努める企業として、「自然との調和・本物の追及を旨とし地域経済の発展と社会の福祉に貢献する」という経営理念のもと、持続可能な開発目標(SDGs)に取り組んでおります。
1. 地域の教育への貢献

岩泉町、そして岩手県の未来を担う子どもたち。
当社は、事業活動を通じて子どもたちが様々な教育を受ける機会を支援しています。

森と水のシンフォニー環境基金
当社は、「龍泉洞の水」売上の一部を積み立てて、2005年に「森と水のシンフォニー環境基金」を設立しました。子供たちが身近な自然に親しみ、地域の自然や地球環境保護の思いを受け継ぐことを目的として、岩泉町教育委員会を通じて岩泉町内のこども園、小中学校、高等学校の環境教育や食育に活用されています。
いわぎんSDGs私募債
当社がジェラート工場新築資金として発行した私募債を通じて、岩手県立岩泉高等学校にテレビ会議用デジタルカメラ、スピーカーフォンを各1台寄贈しました。
※「いわぎんSDGs私募債」とは、岩手銀行が受け取る私募債発行手数料の一部を拠出した寄付金。寄付先は私募債発行企業が確定します。
いわての学びの希望基金
東日本大震災からの復興を支援として、「道の駅いわいずみ」及び「道の駅三田貝分校」で1か月間で販売した岩泉ヨーグルトの売上10%に当たる額を寄附しました。
※「いわての学び希望基金」とは、東日本大震災で親を失った子供たちの「暮らし」と「学び」を支援するため岩手県が設けた基金
2. 持続可能な地域づくりへの取り組み

都市部に集中し、地方では減少が進む日本の人口。
当社は、その地が持つ魅力を掘り起こしてお客様にお届けする「つなぎ役」として事業活動をしています。

交流人口を増やす
「道の駅いわいずみ」 と 「道の駅三田分校」
道の駅とは、「休憩機能」、「情報発信機能」そして「地域連携機能」を併せ持つ施設のこと。当社は、岩泉町内2つの道の駅を経営しています。道の駅いわいずみにはジェラートカフェ「ViTO×IWAIZUMI」を、道の駅三田貝分校にはピザハウスを併設し、岩泉町と観光客をつなぐ拠点として地域活性に取り組んでいます。

笑顔をつなぐ 「マンゴープロジェクト」
スリランカにあるVIRON社が、環境破壊防止と貧困層の継続支援を目的に立ち上げた「マンゴープロジェクト」。マンゴーの木のオーナーになることが、現地の雇用創出や教育施設の運用支援につながります。
「日本とスリランカの架け橋」の一助として、当社はマンゴーの木のオーナーになりました。

岩泉町の農業を支える生産者に恩返し
当社の製品の原料となるのは、岩泉町内の酪農家を中心に生産される生乳や日本一の生産量を誇る畑わさび。全国のお客様に毎日お届けするために、生産者の支援に取り組んでいます。
2023年は、「愛(i)がたくさん!酪農家にエールで恩返し!」として、生産する生乳の全量を当社に出荷する岩泉町内の酪農家16戸に、総額200万円と岩泉町在住の木工職人の作品「フクロウ(福来郎:ふくがくる)」をお贈りしました。
3. 多様な人材が活躍できる職場づくり

全ての人に、平等に機会が与えられる企業を目指して。
当社は、「女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画」を策定しています。

いわて女性活躍認定企業等(ステップ2)
2022年2月10日、当社は女性の活躍推進に向けて積極的に取り組む企業として、「いわて女性活躍認定企業等(ステップ2)」として認定されました。その後も取組を随時見直し、認定を更新しております。
〈当社の認定内容〉
- 1
- 企業の代表者が女性のの活躍推進に向けた取組方針を従業員に宣言している。
- 2
- (1)女性管理職の人数を増員している。
(2)女性のキャリア形成につながる研修を実施している。
(社外研修含む) - 3
- 女性活躍推進法に基づく「一般事業主行動計画」を策定し、宮古労働局に届出している。
4. 災害への取り組み

いつ起こるか分からない災害
当社は、災害時に自社資源を活用できるよう、他の機関と連携しながら備えを進めています。

災害を乗り越えた企業として実体験の伝播
2016年、岩手県に上陸した台風第10号は当社に甚大な被害をもたらしましたが、1年かけて工場を再建し事業を継続しています。平時からの備えの重要性を伝播できる企業として、当社代表の山下が経営者向け講演会等で実体験を講演しております。併せて、書籍「あたりまえという奇跡」に当時の様子を記しています。

「災害時における飲料の確保に関する協定」 の締結
2007年1月25日、「災害時における飲料の確保に関する協定」を岩手県と締結。岩手県からの要請に基づいて、「龍泉洞の水」500ml又は2Lを協力提供します。
※当社のほか、東北にある企業2社も同協定を締結しています。
「要支援者利用施設災害時協力協定」 の締結
2018年10月1日、社団医療法人緑川会と「要支援者利用施設災害時協力協定」を締結。洪水や土砂災害が予想される場合、当社に隣接する高齢者施設利用者の避難を当社が支援します。
災害時における飲料の提供
災害時には、岩泉町からの要請に基づき当社商品を提供しております。
2019年に台風第19号が上陸した際は、当社従業員が社用車を使用して町内各地の避難所に龍泉洞の水を配布しました。